ホスピス住宅の課題と将来性

昨年から共同通信社により、上場している介護企業の不正が報道されている。パーキンソン病専門の「PDハウス」を展開する株式会社サンウェルズ、終末期の緩和ケアの必要な患者を対象として「医心館」を展開する株式会社アンビスホールディングス、この両社が大きく株価を下げる状況が続いている。
私自身が前職でホスピス住宅の新規開設を行った経験から、当初から想定されていたこの両社が抱えていた課題が表面化した状況に思える。

2023年3月に綜合ユニコム主催で「ホスピス住宅事業シンポジウム」https://www.sogo-unicom.co.jp/pbs/seminar/2023/0311.html を開催したが、登壇した3者(3社)に共通の思いがあり、ホスピス住宅について正確な情報をマーケットに届ける必要を感じて、セミナーという形で開催した。

また、セミナーの後に長谷工総合研究所のCRIという月刊誌で「多死社会の到来とホスピス住宅」というテーマでホスピス住宅の特集を掲載した。こちらの特集についても、正当なビジネスとしてホスピス住宅を展開している事業者側から、正確な情報を文字で発信するために特集を組んでもらった。

ホスピス住宅に関わる方や興味をもって頂いている方には、ぜひ、こういった正確な情報に触れて、ホスピス住宅が持っている社会的課題解決のポテンシャルを理解して欲しいと思う。

これからも、ヘルスケアマーケットに対して、社会インフラに関わっているという倫理観をもって正確な情報を発信していきたいと思う。

2025年03月25日